佐藤誠の「ホンボシ」です。筆者の佐藤氏は、あの「木原事件」で一躍有名になった、警視庁捜査一課殺人犯捜査第一係の元警部補です。青学を卒業後、1983年に警視庁に入庁。高井戸署勤務から始まり、2004年に捜査一課に配属され、数多くの殺人犯と対峙し「伝説の落とし屋」の異名をとった方です。その佐藤氏が、2022年に警視庁を退官して、1年が過ぎた頃、文春に、佐藤氏が関わった「木原事件」の記事が掲載されたんですね。その内容は、警察内部の誰かがリークしなければ決して書くことの出来ない記事だったので、興味を持っていた矢先に、文春の記者から佐藤氏にアプローチがあったんです。佐藤氏は最初は警戒して何も話さなかったのですが、2023年7月13日の露木康浩警察庁長官の
「捜査等の結果、証拠上、事件性が認められない旨を警視庁が明らかにしている」
という発言に、佐藤氏がぶち切れたんですね。それが、下記の作品紹介となるんです。
2006年4月10日、都内の閑静な住宅街で一つの「事件」が起こった。その日、不審死を遂げた安田種雄さん(享年28)は、木原誠二前官房副長官の妻X子さんの元夫である。事件当時、X子さんは「私が寝ている間に、隣の部屋で夫が死んでいました」と供述したという。通称「木原事件」と呼ばれるこの“怪死事件”を巡り、1人の元刑事が週刊文春に実名告発をした。
「はっきり言うが、これは殺人事件だよ」
木原事件の再捜査でX子さんの取調べを担当した佐藤氏は、なぜそう断言するのか。実名告発に至った経緯とは——。
佐藤氏は、実名を出して記者会見まで行って、これは殺人事件だと主張しましたが、この事件は、闇に葬り去られようとしております。前フリ長くなりましたが、この作品は、佐藤氏による「木原事件」の告発手記となります。更に、後半部分は、伝説の取調官:佐藤氏が関わってきた事件で、記憶に残っている取り調べを語っております。時効寸前に完落ちさせた事や、マブチモーター社長宅放火殺人事件の主犯格の「小田島」の取り調べなど、興味深い話が沢山ありました。作品自体は、内容が凄く濃いという訳ではないのですが、尊敬出来る佐藤氏に敬意を表しまして、星「4つ」にさせて頂きました。(インタビューでは、佐藤氏は、自分の後輩達に読んでもらいたいと語っておりました)この作品はオススメです。
続きで、印象に残った場面を何点か。(*´∇`*)
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