蕎麦とラーメン食べ歩き と読書のブログ

蕎麦とラーメンの食べ歩きと読書のブログです。蕎麦は、結構詳しいので、蕎麦の評価は信用出来ると思います。ラーメンは、素人です。読書傾向は偏りがちです。読書系の記事以外は酔っ払いながら書いてますので、失礼がありましたら、すみません。

カテゴリ:読書関係 > 作家(か行)

川田利明

川田利明の
「開業から3年以内に8割が潰れるラーメン屋を失敗を重ねながら10年も続けてきたプロレスラーが伝える「してはいけない」逆説ビジネス学」
です。ビジネス本としては何なのですが、川田利明ファンとしましては楽しめました。

第1章 「デンジャラスK」が「麺ジャラスK」に転職した理由
第2章 ラーメン屋は四天王プロレスばりに過酷な世界だった!
第3章 そして、俺はベンツを3台、スープに溶かした・・・・・
第4章 個人経営店の難敵!ラベリング効果と大手チェーン店の奇策
第5章 それでもラーメン屋になりたい人に教える『俺だけの王道』辛口10箇条!


第1章では、川田利明がラーメン屋を始めたきっかけが語られてます。三沢光晴の死がきっかけだったんですね。プロレスへの情熱を失って、セカンドキャリアについて考えた結果が料理の世界だったんですね。高校時代、全日での新人時代とずっと料理を作り続けてきた川田にとっては「必然」だったそうです。この章では、セカンドキャリアとして「料理」の世界を選ぶ事になった、それまでの背景が語られております。

第2章では、ラーメン屋を開業するにあたっての苦労や、スポンサーからの申し入れや名義貸しを断って、自分の力だけで開業した理由なのどが語られております。この章で、川田の「麺ジャラスK」は、ラーメンのスープ、唐揚げ、更にメンマや味玉に至るまで、手間暇かけて自分で作っているという事が分かって、ますます川田の店に行かなければと思いました。(2回訪問して共にフラれてます)

第3章では、オープンしてからの苦労が語られております。オープンして1年後がリアルな「辞め時」だったとの事です。それを逃してからは意地だけで頑張ってきたそうです。タイトルにもある様に、3台所有していたベンツも売り払ったそうです。存続していく為の「ハウスルール」を決めた理由なども語られていて納得させられました。

第4章では、ラーメン屋を続けてきた川田が、川田なりのラーメン業界の状況を解説しております。ここの所がちょっと薄いんですが、ラーメン屋として自信を持ってきた川田の様子が伺えます。

第5章では、タイトル通リに、ラーメン屋さんになりたい人に捧げる川田の辛口10箇条です。

川田ファンは是非とも購入してください。( ´∀`)つ


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3
無垢なる者たちの煉獄
カリーヌ・ジエベルの「無垢なる者たちの煉獄(上下)」です。オススメして頂きまして読んでみました。チャカチャカ場面が切り替わるのが僕にはストレスでしたが、物語的は面白かったです。この作品の内容紹介です。
十四年の刑期を終えたラファエルは、出所するとすぐに弟ウィリアムともに新しい仕事に取り掛かった。すべては計画通りに進んでいた。だが、三千万ユーロの宝石を手に飛び出したとき、ラファエルたちを待ち受けていたのは警官隊だった。激しい銃撃戦が繰り広げられ、最愛の弟が重傷を負ってしまう。追っ手を逃れ、瀕死のウィリアムを一刻も早く治療しなければならない。警察の非常線をかいくぐり、ラファエルたちは村はずれの古びた屋敷に逃げ込んだ。広大な敷地に建つその家にいたのは夫の帰りを待つ妻のサンドラがひとりだけ。

フランスを代表するミステリー作家が紡ぐ極上のサイコスリラー、ついに日本上陸。

という感じです。オススメしてくれた方から、この作品は、あまり情報を持たないで読んだ方が面白いと言われたのですが、ホントそうでしたね。僕は内容紹介すら読んでないので、ラファエルが強盗団だとも知らずに読んだレベルで、ほんと情報無くて楽しめました。ですので、上記の内容紹介も後半はカットしておきました。(そのカットした後半も知らない方が絶対に面白いんで)
 簡単に説明すると、筋金入りの強盗犯の【ラファエル】VSサイコパスの殺人鬼の対決を楽しむ物語という感じです。誰がサイコパスは言わない方が面白いので言わないのですが、サイコパスが誰かも前半部分では分からなくて、読み進めていくとビックリしました。冒頭に場面がチャカチャカ切り替わるのがストレスと書いたのですが、最初は、その場面が過去に戻っているのか現在かも分からないので、色々想像出来て楽しめます。(それが分かった後の場面の切り替わりがストレスでした)そして、それだけでなく、サイコパスの方に色々おまけが付いてまして物語に厚みをもたらしているんですね。ほんと全然、作品の説明が出来てないのですが、この作品の下巻の内容紹介の一部を抜粋して締めさせて頂きます。

ささやかな希望さえ絶望が塗りつぶす、悪魔のような惨劇に終わりはくるのか?

途中から【ラファエル】に感情移入してしまっていたので、上記の言葉は正にその通りでした。( ´∀`)つ


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興味を持った方は、↓ここから入って購入してください。ちょこっと僕に入ってきますので。(*´∇`*)







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3
亡国記















北野 慶の「亡国記」です。紹介して頂きまして読んでみました。【ロードノベル】としてのこの作品は面白かったですね。ただ、帯にある様に【近未来リアルノベル!】として読むと、僕的には所々に反感をいだいてしまう所がある作品でした。更に分かり難いプロレス技で例えますと、【投げっぱなしジャーマン】なんですね。この作品は、南海トラフ巨大地震によって原発が破壊されてしまうという事がスタートなのですが、その「原発の大爆発」=「ジャーマン・スープレックス」でホールドしないで、投げっぱなしなんですね。それが原因でラストは僕的にスッキリしなかったです。帯は最高です。

南海トラフ巨大地震発生!
未曾有の原発大爆発!
首都移転で国家機能停止!

迫り来る放射能の脅威を逃れて、父と娘の命がけの旅が始まった。流浪する二人を待ち受ける世界の憎悪と救い。息もつかせぬ旅の終わりに、辿り着いた世界の果てで、二人を待ち受けていた〈希望〉とは?
国家と国土が失われる究極の状況下で、
日本人とは何かを問いかける近未来リアルノベル!

という感じです。主人公は、妻と小学2年生になる娘を持つ、京都在住の【深田大輝】です。2017年4月1日午前7時10分、静岡県沖を震源とするマグニチュード8.6の地震が発生、東南海地震、南海地震が連動する南海トラフ巨大地震が起こったんですね。そして静岡県の「島岡原発3号機」の圧力容器そのものが破壊されて核爆発が起きるという災害が発生したんです。地震発生時は日本海を発達中の低気圧が進み、南西の強風にの乗って、核物質が首都圏を直撃し、やがて甲信越、東北地方に飛散します。その後は、次の低気圧が南東に変り、京阪神地方を直撃して、北海道と九州を除いた地域は長期的に人が住めない状態になったんです。主人公の【深田大輝】は、原発反対のデモにも参加していた程の人物で、京都でこの地震に遭うやいなや娘を伴なって、いち早く日本を脱出を試みるんですね。(大輝の妻は環境保護団体に所属していて、この地震の際、その島岡原発即時停止を求める署名を持って島岡原発に行っていて被災してしまう)この作品は、大輝父娘が放射能の脅威から逃れる為に、京都から、福岡→ソウル→大連→北京→ヴィリニュス→ギジツコ→ロンドン→トロント→イエローナイフ→ケアンズと旅する物語なんです。日本には帰れない状況で、娘を守る為に、様々な迫害などに遭いながらも各国を旅して、オーストラリアのケアンズに落ち着くまでの様子にハマってしまいました。

しかし先程の【投げっぱなしジャーマン】と書いたのですが、原発爆発後の日本での展開が、日本人としてのプライドを失ったままでラストを迎えたのはスッキリしなかったですね。

・北海道→ロシアに占領される→その後シベリア開発の為の強制労働
 ・九州→中国に占領される→避難民をウイグル・チベット・内モンゴル各自治区に強制移住
 ・本州→アメリカに占領される。
 ・北朝鮮→難民受け入れという名目で避難民を移住させ、強制労働。

 
少し煽り過ぎな感じでしたね。( ´∀`)つ

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2
もるふぇうす

海堂尊の「モルフェウスの領域」です。友人に貸してもらいまして、僕的には、初めての海堂尊作品でした。読み終えての感想はと言いますと、

「う〜ん。どうでしょう?(長嶋名誉監督風)」 

です。(これ使うの3回目なのでこれで最後にします(* ̄∇ ̄*)エヘヘ)なんとか読み切ったという感じです。可もなく不可もなくという所ですかね。中途半端な印象です。もっとストレートな近未来の医療の物語とかの方が良かった気がします。

【時限立法・人体特殊凍眠法】・・・特殊疾病に対し治療法が二年以内に確立されるという情報がある場合、疾病の進行を遅らせることを目的に自ら人工冬眠を選択出来るという法律(コールドスリープ法)の事。(勿論架空です)

「佐々木アツシ」・・・網膜芽腫(レティノブラストーマ)の再発で、両眼の失明の危機にある小学4年生の少年。この人体特殊凍眠法で、5年間の「凍眠」をする事になる。

「日比野涼子」・・・未来医学探求センター(コールドスリープセンター)の専任施設担当官。5年もの間「佐々木アツシ」の維持作業に従事する。

上記の2人が主人公の話。簡単に言えば、凍眠から醒めた「佐々木アツシ」に、様々な思惑で障害が立ち塞がるのですが、その障害に「佐々木アツシ」に恋をしてしまった「日比野涼子」が立ち向かうという話です。そんな骨組に、いまいち魅力のない脇役達が「日比野涼子」の両脇を固めます。「人体特殊凍眠法」という発想は、凄く興味深かかったのですが、その先の展開がいまいちな感じがしました。
僕なんか、母が病気になった際、実際に母に使えればという薬がまだ認可されてなくて、こんな技術があればと思った事があったので、この作品の掴みはOKだった訳ですよ。これだけでもう、身内が書いた作品を評価するような、甘い評価しか出来ないはずが、こんな評価になったという事は、やっぱり大した事ない作品なんだろうと思います。( -д-)ノ

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110605_1711~01

岸田るり子の「天使の眠り」です。たしか、岸田るり子の3作目の作品です。僕の会社近くの本屋さんがお薦めしていたので購入してみましたが、なかなか面白かったです。中盤戦に差し掛かる前に、だいたいの謎が予想出来てしまうのですが、1つだけ予想出来なくて、その謎が解けた時は、また違った感動を覚えました。
同僚の結婚式に出席した【秋沢宗一】は、自分の席を探している時に、13年前に別れた恋人の名前を目にする。【亜木保一二三(あきほひふみ)】という珍しい名前から、昔の恋人だと確信した【秋沢宗一】だが、現れた人物は別人だった・・・。

という感じで話は進んでいきます。心の奥深くで封印されていた亜木保への気持ちが甦った秋沢は、亜木保の周辺を調べていくうちに驚くべき事実を知るのですが(その事実の【カラクリ】はすぐ読めてしまうのですが)とある人物が意外な形で関わっていたのには驚きました。
読み終えたばかりなので、よく考えてないですが、「岸田るり子」作品では、1、2を争う面白さだと思います。文庫なら絶対買いです。(*´∇`*)

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3
長い腕
 
川崎草志の「長い腕」です。一昨日のブログにも書きましたが、木更津市の「精文館書店」の文庫コーナーで、

「騙されたと思って読んでみてください」

という手書きのポップに釣られて、購入して読んでみました。で、読み終わっての感想なのですが、僕的には「まぁまぁだったな」という感想です。横溝正史ミステリ大賞受賞作という看板で少し期待し過ぎました。文庫だったので、お値段との兼ね合いを考慮すると納得が出来ましたが、ハードカバーだったら、「店員に文句言っちゃうかもなぁ」といった感じでした。
序盤、ゲーム業界を題材にした描写は新鮮で、世界観にぐっと引き込まれます。ただ、中盤以降は場面転換が多く、映像として頭に浮かびにくい箇所が続きます。ストーリーの筋を追う際に「あれ? いまどこだっけ」と思う場面もあり、読み返しが必要になるほど。主人公の汐路(しおじ)にも強い魅力は感じられず、物語の推進力が弱い印象です。小さな謎や疑問が回収されないまま終盤に入り、エンディングもやや「置いて行かれた」感じが残りました。とはいえ、題材や着想そのものは悪くない。むしろ、「惜しいな」と思わせる作品です。

ゲーム制作会社で働く汐路(しおじ)の同僚2人が飛び降り自殺をする。同じ時期に汐路の故郷の中学で、女学生が同級生を猟銃で射殺するという事件が起きる。この2つの出来事が、ある「キャラクターグッズ」を通して関連がある事に気がつく。そして、汐路は真相究明に動きだす・・・・。

設定と核となる仕掛け自体は魅力的だけに、余計に「磨いたらもっと化けたのに」と感じる1冊でした。

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4
kisida4

岸田るり子の「めぐり会い」です。岸田るり子作品を全部読んだ訳ではないですが、読んだ中では1番良かったです。今回は何の予備知識もなく読み始めました。ですので、物語のリズムの良さと先の展開への期待感の相乗効果で、かなり楽しめました。交互に展開されるストーリーがいつリンクするのか?時空を越えたラブストーリーなのか?サスペンスなのか?など最後まで色々な期待感を持って読めました。特に中盤以降のストーリー展開は、

「岸田るり子、上手くなったなぁ〜」

と一人で呟いてしまった(本当の刊行順分からないですが)僕レベルの単純な人間には、きっと好評価だと思います。

ストーリー的には、愛のない生活に嫌気がさしていた「華美」は、間違って手にいれたデジカメの中の少年に恋をして・・・・・・。という感じ(笑)とにかくお薦めです。

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kisida3










岸田るり子の「密室の鎮魂歌」です。デビュー作としては、かなりレベルが高い方だと思います。文章もしっかりしているし、話の回し方も変にこじれず、素直に読ませてくれる。ただ、「密室モノ」 というジャンルの中で考えると、どうしても既視感はある。よくできてはいるけれど、特別な“ひっくり返し”や“唯一無二感”までは届かない、そんな位置づけです。とはいえ、僕がこれまでに読んだ岸田るり子の数作の流れから見ると、確実に筆力が上がっている作家だと思う。今後の作品に十分期待できるタイプです。

ストーリー的には、主人公の「麻美」の大学時代の友人である、画家の「麗子」の個展会場で「汝、レクイエムを聴け」という作品を見た「麻美」の高校時代の友人、「由加」が失踪してしまったんです。由加の夫の「鷹夫」が行方を知ってるはずだという事になるのですが、それは「汝、レクイエムを聴け」という作品の中にある旗のマークが、失踪した「鷹夫」の背中にあった刺青と同じだという事が理由なんです。そして、その事がきっかけで、麻美の周囲では次々と不可解な出来事が起こり始める・・・。

という感じで話が流れていきます。読み易いし、直球な感じでいいと思います。しかし、よくよく考えてしまうと、「由加」が騒ぐメリットは全くない。読んだ方がいたら、そもそも「由加」が騒がなくてはならなかった理由が分かる方は教えてください。( -д-)ノ

読んでない方は、読んでみて、教えてください。(*´∇`*)

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3
kisida2










岸田るり子の「ランボー・クラブ」です。これは、正直かなり楽しめました。作品の三分の二くらいまでは、完全に物語の中に引き込まれていた感じです。特に良かったのが、主人公が「特別な能力を持つ子」ではなく、ただの平凡な少年なのに、ストーリーの展開がめちゃくちゃ上手い。「地味な素材で、料理が旨い」タイプの作品です。ここの巧みさが、読んでいて本当に気持ちよかったです。ただ、全貌が見えてくると、ラストに向かってやや一本道な畳み方になっていく。伏線の回収が「回収というより片付け」に寄っていくので、それまでの濃い手触りに比べると、ラストが普通に見えてしまう。なので、体感は★4の勢いのまま読んでいたけれど、最終評価は★3。という状態になります。

主人公の 菊巳(きくみ)は、中学生になってから、自分が自分でない感覚、現実と夢の境界がぼやける感覚に悩まされるようになります。その結果、学校へ行けなくなり、部屋に閉じこもって過ごす中で、菊巳はネット上の 「ランボー・クラブ」 というサイトに出会う。そこに並ぶ言葉は、意味があるようで、どこか掴みきれない。だが、その曖昧さが心の隙間に入り込んでくるようで、菊巳は徐々に惹かれていく。そしてある日、「自分が本当の父だ」と名乗る男が現れる。そこから、封じられていた菊巳の過去が、ゆっくりと、しかし確実に姿を現し始める――。

ファンクラブ会員の僕からすると「購入」して読んでくださるよう願いますm(_ _)m

続きで、くだらない話をしようかな。かなり意味ないので、暇な方だけクリックしてください。

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4
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北方謙三の「檻」です。僕のブログで何度か書いてるのですが、この作品は、僕の好きな作家の「白川道」が作家を目指すきっかけになった作品です。ですので読んでみたいとは思っていたのですが、なかなか機会がなくて、このたび、やっと読む事が出来ました。読み始めたら面白くて、1日でイッキに読んでしまいました。今から25年以上前の作品なのに、色あせる事なく面白かったです。

北方謙三は「三国志」しか読んだ事はなかったのですが、この作品を読んでみると、初めてな感じがしませんでした。主人公の思考回路、物語の展開などが馴染みがありました。そうです!!(・o・)ノ 白川道の世界と似てますね。表現の仕方が悪いので訂正すると、ネットとかにも出てるように、白川道は、この北方謙三の「檻」を読んで、小説家を志しただけあって、白川道作品は、北方謙三作品に似てますね。「北方謙三」を読んで来なかったので、「本家」の良さを今頃になって知りました。(しかし、北方謙三のハードボイルド作品は、白川道の「小説の中と実際の自分は同じ」理論のような気がするので、北方謙三の他作品が想像出来るので、これからも北方謙三作品を読んで行こうとは思いませんが)白川道作品の根底には、北方謙三があるという事です。しかし、白川道作品は、北方謙三の作品をよりブラッシュアップさせているので、白川道作品の方が上だと思います。(この作品を読んだだけでは)

内容的には、ヤクザから足を洗って、真面目にスーパーを経営している主人公の滝野和也の元に、営業妨害をするチンピラが現れるんです。滝野は、チンピラを叩きのめす事によって、ヤクザだった頃の本能が甦ってしまう。そして、ヤクザだった頃の相棒に会いにいき、自ら危ない世界に踏み込んでいく・・・・。

簡単すぎますがこんな感じです。滝野和也にとっては、堅気になり、スーパーを経営しているのは、「檻」に入れられているようなものであり、修羅場のような世界が本来の生きる道でだったんです。そして再び、自ら踏み入れた世界で、「ヤクザの幹部とそのヤクザの幹部の情婦(その幹部が所属する組織の会長の娘)を海外に逃がしてくれ」との依頼を受けるんですね。そこからイッキにストーリーは動いていくのですが、もう途中で読むのを止める事が出来なかったです。その展開の中に、腕利きの刑事が出てきて、物語が更に深く面白いものになっていきます。納得出来ない所もありますが、面白かったです。

この作品を読んでいると、ある場面は、白川道の「天国への階段」を想像したり、「執着駅」を想像したり、最初の掴みは、馳星周の「沈黙の森」を連想したりして、この作品は、潜在的に、色々な影響を与えているのかなと思いました。

読んでない方は、読んでみてください。(*´∇`*)

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3
fnohigeki










岸田るり子の「Fの悲劇」です。ネットで検索したら、まさかのファンクラブがあったので、勢いで入会申し込みしてみた。ファンクラブの心得に、

「必ず買おう。間違っても借りて読むなどということがないように」

と書いてあったのだが、今回は借りて読みました。すみません。(*´∇`*)
ただ、ちゃんと面白かったので、次回は買います。次作が微妙だったら静かに脱退します。

不思議な力を持つ「さくら」が、叔母の「ゆう子」の死の真相を追い求めていく話です。飽きずには読めるのですが、ぐいぐい引っ張られる魅力に欠けました。「さくら」の不思議な力の方向性が曖昧な感じなのが原因です。

本日は、泥酔状態なので、ストーリーも巧く書けないので、後日編集します。この「後日編集します。」って言って、編集してないのが、かなりあるので、もしかしたら、放置プレイかもですが。(*´∇`*)

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ファイナル・ゲーム






黒武洋の「ファイナル・ゲーム」です。僕は、いろんなエリアの「ブックオフ」を定期的に回るのですが、一時期、どの店舗に行っても100円棚に 黒武洋の「そして粛清の扉を」 が置いてあったんですね。「ホラーサスペンス大賞受賞作」だし、100円なら読んでみるか、というところから黒武作品との付き合いが始まりました。実際に読んでみると、飽きずに読めるし、なかなか面白かったのですが、印象としては “新人賞レベルの作品” でした。ただ、読んでいて、

この人は、伸びたら一気に化けるタイプかもしれない

と感じさせるところがあった作家です。だからこそ今回の「ファイナル・ゲーム」で成長した黒武洋が見られるのでは?と期待して読んだのですが――正直、そこまで成長してなかったです。ストーリー自体は悪くないし、方向性は良い線いっているんです。ただ、やっぱりまだ 筆力が追いついてない。僕は小説を読む時、文字を追いながら、それを頭の中で映像化していくタイプなのですが、文章の上手い作家だと、この映像化がスムーズなんですよね。逆に、文章力が弱いと、映像がうまく立ち上がらない。そういう意味で、この 「ファイナル・ゲーム」 は、映像化できない場面が多かったです。さらに、展開面でも「そこは納得できないだろ…」という部分が何度かありました。筋は良い。コンセプトも悪くない。ただ、もう一段階、文章と構成の技が必要かと・・・。

大学時代のサークル「試全倶楽部」のメンバー6人が、リーダー桜の呼びかけで7年ぶりに集まります。桜が案内するのは孤島の施設。そこで桜は、いきなり5人を閉じ込め、こう宣言します。

「俺の指示を伝える。長年の友情と、今生じた疑惑の間で苦悩しながら死んでいくメンバーの“死の直前の表情”を撮影し、俺にメールしろ」

さらに、メンバーの中に “最初から桜側にいた共犯者がいる” と告げられる。そこから、1人、また1人と消えていく――という展開。設定自体は、なかなか良い。けど、演出と描写が追いついてない。惜しい、惜しいんですよ、この作品は。(*´∇`*)

次作にこそ期待です。

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マネーハッキング






幸田真音の「マネー・ハッキング」です。この作品は、普通に面白かったです。少し余談なのですが、以前「ブックオフ」や「図書館」の弊害について書いたことがありました。作家にとっては、新品が買われないと印税が入らないのでデメリットもあるのですが、逆に、新品では買わなかった作家でも、ブックオフで安く売っていたから手に取り → そこから好きになり → 新刊は新品で買うようになったという、プラスの作用もあるんですよね。(僕の場合は、花村萬月がそうです)
ただ、幸田真音の場合は逆でした。最初は新品で買っていました。でも、彼女の本はブックオフに並ぶのが早く、そしてすぐに 100円棚 に落ちていく。「新品で買うのが馬鹿らしいな…」と思ってしまって、それ以降、新刊を新品で買わなくなってしまいました。ファン度としては、「絶対に新刊を追いたい」という程ではないのかもしれません。

さて、本題です。
この 「マネー・ハッキング」 は、

・希望退職制度で退職を勧められる外資系銀行の業務部門・米山志乃
・別の外資系銀行で外債ディーラーをしている・長峰卓
・コンピュータに精通した若者・後藤知哉

この三人が力を合わせて、銀行の内部ネットワークに侵入し、裏でディーリングを行うという金融サスペンスです。設定としては「そんなこと本当に可能なのか?」と専門家なら突っ込みどころはあると思います。でも、僕のような素人には、純粋にワクワクできる金融小説でした。「世界を裏から動かす金融システムの隙間に潜り込む」そんな雰囲気だけでも十分楽しめる作品です。

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