濱嘉之の
「警視庁公安部・片野坂彰〜伏蛇の闇網〜」です。アップしてない作品が結構ありますが、濱嘉之作品は全て制覇してます。この作品もなかなか面白かったです。現実世界の弱腰の日本を憂いている僕としては、この作品を読むと痛快な気持ちになります。(*´∇`*)
中国の「海外派出所」を壊滅させよ!
片野坂彰は、中国公安が京都に置く「海外派出所」が在日同胞を脅迫、またマフィアと連携して大規模詐欺に関与しているという情報を得て、単独捜査を開始した。一方、片野坂率いる精鋭チームは、激変する国際情勢の中、日本に迫る危機を防ぐべく、欧州、中国、中東で情報収集に奔走する。大人気国際公安小説シリーズ、第6弾!
中国地方政府の公安当局が世界50ヵ国以上、あわせて100ヵ所以上展開している秘密警察の拠点(通称:海外派出所)が京都にあるとの情報を得て、片野坂が調査を開始するんですね。展開的には、調査を開始して、証拠を掴んで、最後は摘発するという単純な流れなのですが、その間の世界に散らばっている片野坂のチームの活躍が毎度の事ながら楽しめまして面白かったです。
続きで印象に残った場面を。(*´∇`*)
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香川と白澤の会話です。警察の階級制度が釣鐘型になってしまっている事を憂いています。
思わないです。(*´∇`*)
今度は、香川と壱岐との会話です。勉強になりました。
最後に、片野坂と香川の会話です。これは以前に、何処かで誰かが言ってましたが、濱嘉之作品でも出ていて少し信憑性が上がった気がしました。(*´∇`*)
「警察組織内の中間管理職は、かつては警部補だったが、今や警部がその立場になってしまった。これは質の低下というよりも、本来あるべき警部以下のピラミッド型の階級制度を釣鐘型にしてしまった弊害だな。警部補と巡査部長、巡査がほぼ同数なんて異常な世界で、もしこれが軍隊なら全滅してもおかしくない構造だ」
「確かにそれは私自身も警部試験の管理論文を書いていて感じていたところでもありますが、国内の治安状況の変化から警察の階級と軍隊の階級は、制度的に違ってしまったのだと思います」
「しかし、これから日本国内には海外から多くの労働者がやってくる時代になるんだぜ。しかも、彼らの多くは高度な教育を受けていない者だ。現在、日本国内で多く生まれている中国人やベトナム人の不良グループが十倍以上になると考えていい状況になりつつあるんだ。さらには地方自治体の財政を脅かしかねない不良外国人による生活保護受給だな。特に人口比でフィリピン人とベトナム人が多すぎだ。こんな状況を放置したままで警察は今までどおりの甘っちょろい体質で奴らと闘うことができると思うか?」
思わないです。(*´∇`*)
今度は、香川と壱岐との会話です。勉強になりました。
「中国は共産党の方針で漢字の簡略化を進めた結果、漢字本来の意味を国民が知らなくなってしまったんだ。漢字は表意文字だったのに、現在の中国文字は、単なる記号になってしまったからね」
「どういうことですか?」
「今、壱岐ちゃんは治水という言葉を使っただろう?この治水という言葉は『政治』と『決断』という二つの言葉と関連しているんだよ」
「政治と決断・・・どちらも大事な言葉ですが・・・」
香川が中国最古の王朝では「夏」の始祖「禹王」が行った治水の話を伝えた。
禹王は学問と工夫により、蛇行する河川の一部を意図的に低くして大洪水の際に特定の土地に水を溢れさせ、下流の大規模な被害を防ぐ手法で治水に成功した。つまり、禹王は一部の村や田畑を犠牲にするという「決断」によって大規模な被害を回避したのである。「決」の字義を調べると「夬」は手で分かる様子や割る様子を描いた象形文字であり、これに「さんずい」が付くことで「堤を切る」という意味になる。また「断」は田んぼを斧で壊す象形文字である。どこで堤を切り、どの村を犠牲にするかを決めるには覚悟が必要であり、これが「決断」の語源となっている。「政治」は、正しい文民が堤防を造って川の氾濫を治めることを意味する。
「なるほど・・・。習近平はこれに習って『北京を守るために周辺の街を掘にした』というわけでしたか・・・。実際に指示を出したのは習近平本人ではなく、北京市に隣接する河北省のトップ倪岳峰ということですが、習近平に対する忖度以外には考えられませんね」
最後に、片野坂と香川の会話です。これは以前に、何処かで誰かが言ってましたが、濱嘉之作品でも出ていて少し信憑性が上がった気がしました。(*´∇`*)
「やはりプーチンは日本を狙っていたのですね」
「ああ、プーチンよりもメドベージェフの方が積極的で、ウクライナよりも日本が先・・・という時期もあったが、ウクライナを先に攻めたのは小麦が欲しかったのが最大の理由だったようだな。ウクライナをチャンチャンと叩いて、その後日本・・・というシナリオもあったが、ウクライナ侵攻一年目だけで、極東の兵士の半数以上が戦死したわけで、当分、極東の戦力は復活しないだろう。その変わりと言ってはなんだが、北朝鮮に代役を担わせようとしているようだ」



















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