マイケル・ロボサムの「誠実な嘘」です。「生か、死か」から読みまして、次に「天使と嘘」ときましたら、全部イッタろと思いまして読んでみたのですが、これが面白かったです。マイケル・ロボサムは「抽斗」が多い作家ですね。それでは、内容紹介にいってみましょう。
スーパーマーケットで働くアガサは本当の父親を知らず、15歳のときに既婚者に騙されて妊娠し、生まれた子供とは引き離された。一度結婚したものの死産したことで夫婦仲は悪化し、離婚してしまう。今は恋人との子を妊娠中だが、妊娠を知った恋人は離れていった。一方のメグはキャリア、高収入の夫、二人の子供に恵まれ、三人目を妊娠中だ。偶然知り合ったアガサとメグは出産時期が近いことから仲よくなるが、この出会いがそれぞれの人生を変えていき…
二人の女性の数奇な運命を描く戦慄のスリラー!オーストラリア年間最優秀小説賞受賞作!
これが最良の内容紹介ですね。不幸な人生を歩んできた「アガサ」と、周りから見ると理想の人生を歩んでいる「メグ」の物語です。この二人の物語が、交互に一人称で進行していくんですね。最初の方は、まったりと進行していきまして、ちょっと退屈していたのですが、ある事実が分かってからは、物語がグッと面白くなっていきまして、集中力が沸いてきまして、ラストまでイッキに読んでしまいました。(755頁あるのですが)
この「ある事実」は、この作品を読んでいく上で重要な事なので、それを書く事は止めておきますが、上記の内容紹介を読んで、僕が想像した展開と全く違った展開となったので衝撃でした。この「ある事実」が分かってからは、交差する二人の物語それぞれに感情移入してしまう自分がいまして、「アガサ」を応援する自分がいたり、「メグ」を応援する自分がいたりしまして、ハラハラしながら読んでました。マイケル・ロボサムをまだ全然理解してないので、ラストがハッピーエンドなのか、馳が描く「ノワール」の世界の様に「破滅型」なのかの予想が付かないので、ラストまで緊張して読む事が出来ました。
全然説明出来てないのですが、「ある事実」が分かってからの「アガサ」の動きは楽しめますので、オススメです。続きで印象に残った場面を。( ´∀`)つ
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今回も印象に残った場面がたくさんあって、アガサやメグに突っ込みたくなる所とかを書こうかと思ったのですが、それだと「ある事実」が判明してしまうので、関係ない所を選びました。アガサの内面描写です。
営業マンなので、色々な方と飲む機会があるのですが、こんな感じの方に出会う事がありますね。自分では気が付いてない方の方が多いのですが、共通しているのは、何も行動に移さないという事ですね。アガサは、それに気が付いて行動に移したので、応援してしまう自分がいたのだと思います。(*´∇`*)
あたしたちが送っている人生はなんて奇妙なことか。幸せを探しているはずなのに、結局は生き延びるだけでせいいっぱいだ。存在すること。期待を持ちすぎないようにしようとするけど、実際は無益に過ごしたり、時間を無駄にしたり、送れたかもしれない人生のことを考えたりしている。そしてじきに、もっと金持ちだったら、もっときれいだったら、もっと若かったら、もっと運がよかったら、もう一度初めからやり直すできたらと考える罪深くて、金に飢えていて、人を裏切り、疲れ果てて嫉妬深い人間たちの一員になっていくのだ。
営業マンなので、色々な方と飲む機会があるのですが、こんな感じの方に出会う事がありますね。自分では気が付いてない方の方が多いのですが、共通しているのは、何も行動に移さないという事ですね。アガサは、それに気が付いて行動に移したので、応援してしまう自分がいたのだと思います。(*´∇`*)



















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