百田














百田尚樹の「フォルトゥナの瞳」です。期待した程ではありませんでしたが、テンポが良くて、惹き込まれるモノもありまして、まあ満足しました。
主人公は、自動車のコーティング工場に勤める28歳の【木山慎一郎】です。慎一郎は人と接するのが苦手なタイプで、会社と一人暮らしのアパートを往復するだけの生活を送っていたのですが、ある時、帰宅途中の電車の中で、右手が透き通って見える男を目にするんですね。そして、その後に、半袖から出た腕が殆ど透けた女性を目にします。自分がどうかなってしまったかと思い悩んでいた矢先に今度は、またもや電車の中で、シャツとズボンしか見えない透明人間の様な乗客を発見したんですね。慎一郎は、その乗客の追って改札を出て、後を付けていた矢先に、その男が横断歩道でバイクに撥ねられてしまって、やがて死んでしまったんですね。
だいたい予想ついたと思いますが、慎一郎は、「人の死」が見える様になってしまったんですね。それは、人間の透け具合で死の時期が違っていて、最初は指に先から始まって、死が直前に迫っている人間は、全部が見えなくなっている。
慎一郎は、幼い頃に両親と妹を火事でなくし、妹を救えなかった事を後悔しているんですね。なので慎一郎は、この不思議な能力を使って、死の運命にある人を救えないかと考えるんですね。しかし、それを使うとその反動で自分の身体を痛める事となります。そしてある時、横浜駅周辺で手が透けている人間を大量に見るんですね。慎一郎は、列車事故で大量の人間が死んでしまう事になると分かるのですが・・・・・・。

という感じです。慎一郎は、この時、人生で初めて恋人が出来るんですね。その恋人とずっと一緒にいたいと願う慎一郎ですが、列車事故を防ぎたい。それをすれば、慎一郎は身体がボロボロになって死んでしまう事になるんですね。慎一郎はどうするでしょうか?って感じの作品です。(*´∇`*)

この手の「人の死」が見えるという題材の作品は結構ありますが、なかなか面白かったです。深く読めば、それを読んだ女の子とこれを踏み台にして【運命】について語り合う事も出来ますし、浅く読めば、それを読んだ女の子と「オレが慎一郎だったら〜」なんて話をきっかけに口説けるかもしれません。( ´∀`)つ
(各本屋さんは、この作品をかなり推しているので、結構な数の女性が読んでるはずです。( ̄ー ̄)ニヤリッ)


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