冬蛾

柴田哲孝の「冬蛾」です。私立探偵の神山健介のシリーズ3作目の作品です。僕的には、つまらなかったです。中弛みあり、無感動なラストありの良い所なしの作品でした。途中で投げ出しそうになったのですが、今までの柴田哲孝作品に敬意を表して、何とか最後まで読みきりました。とにかく無駄にまったりとした展開で、登場人物も分かり難いし、神山や警察の動きもお粗末でした。

今回、神山の元に、南会津郡の七ッ尾村に住む阿佐玄右衛門という者から、一年前に七ッ尾村で起きた事故についての調査の依頼が入りました。村の男が猟に出掛け、雪の中で足を踏み外して沢に落ちて死亡した事故があったのですが、それは事故ではなく殺されたのではないかとの噂があり、その真相を調べてもらいたいとの依頼でした。その調査の依頼を受けた神山は、大きな事件に巻き込まれる事になる・・・・。

という感じのストーリーです。地図にも載っていない位の小さな村なのですが、この村の人間関係はかなり複雑で、遡ると源平時代からの因縁を引き摺っていたりします。歴史好きの僕としては、かなり期待もしたのですが、その辺りも上手く使いこなせてなかったです。結局、犯人が分かっても特に何の感情も沸いてくる事はなく、読み切ったという、何とも言えない達成感だけがありました。( -д-)ノ


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