SH3D0030

北方謙三の「檻」です。僕のブログで何度か書いてるのですが、この作品は、僕の好きな作家の「白川道」が作家を目指すきっかけになった作品です。ですので読んでみたいとは思っていたのですが、なかなか機会がなくて、このたび、やっと読む事が出来ました。読み始めたら面白くて、1日でイッキに読んでしまいました。今から25年以上前の作品なのに、色あせる事なく面白かったです。

北方謙三は「三国志」しか読んだ事はなかったのですが、この作品を読んでみると、初めてな感じがしませんでした。主人公の思考回路、物語の展開などが馴染みがありました。そうです!!(・o・)ノ 白川道の世界と似てますね。表現の仕方が悪いので訂正すると、ネットとかにも出てるように、白川道は、この北方謙三の「檻」を読んで、小説家を志しただけあって、白川道作品は、北方謙三作品に似てますね。「北方謙三」を読んで来なかったので、「本家」の良さを今頃になって知りました。(しかし、北方謙三のハードボイルド作品は、白川道の「小説の中と実際の自分は同じ」理論のような気がするので、北方謙三の他作品が想像出来るので、これからも北方謙三作品を読んで行こうとは思いませんが)白川道作品の根底には、北方謙三があるという事です。しかし、白川道作品は、北方謙三の作品をよりブラッシュアップさせているので、白川道作品の方が上だと思います。(この作品を読んだだけでは)

内容的には、ヤクザから足を洗って、真面目にスーパーを経営している主人公の滝野和也の元に、営業妨害をするチンピラが現れるんです。滝野は、チンピラを叩きのめす事によって、ヤクザだった頃の本能が甦ってしまう。そして、ヤクザだった頃の相棒に会いにいき、自ら危ない世界に踏み込んでいく・・・・。

簡単すぎますがこんな感じです。滝野和也にとっては、堅気になり、スーパーを経営しているのは、「檻」に入れられているようなものであり、修羅場のような世界が本来の生きる道でだったんです。そして再び、自ら踏み入れた世界で、「ヤクザの幹部とそのヤクザの幹部の情婦(その幹部が所属する組織の会長の娘)を海外に逃がしてくれ」との依頼を受けるんですね。そこからイッキにストーリーは動いていくのですが、もう途中で読むのを止める事が出来なかったです。その展開の中に、腕利きの刑事が出てきて、物語が更に深く面白いものになっていきます。納得出来ない所もありますが、面白かったです。

この作品を読んでいると、ある場面は、白川道の「天国への階段」を想像したり、「執着駅」を想像したり、最初の掴みは、馳星周の「沈黙の森」を連想したりして、この作品は、潜在的に、色々な影響を与えているのかなと思いました。

読んでない方は、読んでみてください。(*´∇`*)

人気ブログランキングでフォロー

読書日記ランキング
読書日記ランキング