
楡周平の「再生巨流」です。この作品は、僕的には経済小説の部類に入ると思います。楡周平は、外資系企業で働いていただけあって、この手の小説も巧く書くなあという印象です。「青狼記」などの歴史モノも書けるし、「Cの福音」のようなハードボイルドも書けるし、オールラウンドプレイヤーですね。(*´∇`*)
この「再生巨流」は、大手運送会社のスバル運輸に勤める「吉野公啓(まさひろ)」に、東京第一営業部次長から東京本社新規事業開発部部長への異動の辞令が下りたんですね。一見昇格に思える人事異動だが、この新設された事業部は、部下1人、事務1人の合計3人の事業部で、この3人で年間4億もの売上を作れというものだったんです。出来なければ閑職に追いやられるか、自主退社をせまられる事になるであろう左遷人事だったんです。懊悩した吉野は「文具通販」に着目するんです。スバル運輸をただの運送会社から脱却させて更なる企業へと飛躍させる可能性の事業プランを立てる!
という感じのストーリーです。なかなか面白かったです。ただこの話は、郵政民営化になる前の話なので、少し古い気もしますが、今読んでも楽しめます。ぜひ、読んでみてください。
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